ロジカルシンキングの講師してきました

投稿者: | 2018年12月15日

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先日、ある研修会社のオープンセミナーで、丸一日ロジカルシンキング研修の講師をさせていただきました。ロジカルシンキングだけだと他のロジカルシンキング研修と何も違いがなくなってしまうので、部下育成に活かしていただきたいとの想いから、「熱いチームを作るためのロジカルシンキング研修」としました。

 


ミッション・ビジョンを言語化する

ロジカルシンキング研修ではありますが、チームワークの必要性を渡っていただくために、現在日本が人口減社会にあること、チームワークですばやく高い成果を出す必要があること、昔の日本の会社でよくあったような「先輩の背中を見て育て」などはもう通用しないことなどをレクチャーしてご理解いただきました。

その後はひたすらワーク、ワーク、ワークですw

たとえば、以下のような感じ。みなさん必死で取り組んでくださいました。

  • あなたの勤めている会社のミッションやビジョンは何でしょうか?ご自身が一番納得の行くものを書き出してください
  • あなたの人生に良い影響を与えた人を3人思い浮かべてください。その人のどんなところを見習いたいですか?
  • 大切な人々に囲まれている20年後のあなたの姿を想像してください。周りにいる人達は誰でしょうか?その時あなたは何をしていますか?
  • あなたが心から勇気づけられたときのことを思い出して書いてください。いつ、どういう状況で誰に勇気づけられましたか?また、それはなぜですか?
  • 1年が366日になったら、その増えた1日は何をしますか?また、それはなぜですか?

このようなワークに取り組んでいただくことで、ご自身の核となる価値観、しかもここの奥底に眠っている本当の価値観に向き合っていただきたかったのです。かなり苦労された方もいらっしゃいましたが、頭をフル回転させて取り組んでいただいたおかげで、ご自身の価値観を明確に指定だけたようです。

そして、今までまとめた価値観などをもとに、ご自身のミッションを書き出していただきました。会社のミッションではなく、ご自身のミッションです。ミッションは、人生がどういうものかを表す信念やモットー、信条のようなものです。箇条書きの人もいれば文章の人もいるでしょう。ここでもしっかりご自身と向かい合っていただきました。

受講生の方には

  • 自分の価値観を言語化することで改めてどのように仕事に取り組みたいかが明確になった
  • 非常に苦労をしたが、なんで自分が今の会社を選んだのかを改めて確認できた

のような感想をいただきました。ここまでくれば上場の出来だと思います(自画自賛w)

ピラミッド構造でイシューを抑え続ける

午前中いっぱい丸々つかってミッションの設定に費やし、午後からいよいよロジカルシンキング研修の核になる部分に入っていきました。

イシューを押さえる

最初に、満員電車のストレスを和らげたいと言っている友人にどんなアドバイスをするか、という問題に取り組んでいただき、どのように考えたかを見える化していただきました。回答例としては以下のとおりですが、特になにか手法をお教えしたわけではないので、様々な答えが出てきました(想定通り)。

今回の受講者の方にはいらっしゃいませんでしたが、一番左にある「通勤のストレスを軽減するには?」という問い(=イシューといいます)を全く違うものを設定してしまう方がたまにいらっしゃいます。たとえば、「なぜストレスが溜まるのか?」とか。

ここを読んでくださっている方は、「そんなバカな」なんて思うかもしれません。しかし、イシューをしっかりと言語化して抑えておかないと、人間の脳は一つのことしかできませんのですぐに別のことに気を取られて全くあさっての方向に思考が飛ばされます。結果、全く見当違いのイシューになってしまうこともよくあることなのです。

枠組みを捉える

ロジカルシンキングは、手法を習うよりもとにかく慣れが大事ですので、どんどん演習をやっていただきました。イシューを抑えたら、イシューに対する枠組み(根拠)を3つほど出すことです。MECEについても軽く触れましたが、大事なのは、厳密にMECEであることではなく、MECEっぽいことです。そうでないと、MECEにこだわるあまりに、イシューを忘れてしまいがちですから。

上記の満員電車の演習では

  • 通勤しないで済む方法
  • 通勤はするけど満員電車に乗らないで済む方法
  • 通勤もするし満員電車に乗るんだけど、ストレスを溜めない方法

という3つの枠組みを例として設定しました。もちろん、他の枠組みでも良いと思います。正解、不正解があるわけではなく、思考のプロセスが大事なのですから。

眼の前にある情報をグルーピングするのはダメ。あくまで枠組みが先。

枠組みを捉えると書きましたが、実際のビジネスの現場では、すでに情報が与えられているケースがほとんどです。ここでやりがちなのが、先に情報をグルーピングしてしまって、そのグルーピングに合わせて枠組みを無理やり作ろうとしてしまうこと。

これ、ロジカルシンキングのプロセスでは一番やっちゃダメなことです。

大事なので2回書きます。情報のグルーピングよりも枠組みを設定することが先です。なぜなら、情報を先にグルーピングしてしまうと、イシューにダイレクトな枠組みが作れなくなる可能性が出てくるからです。あくまでイシューに対する枠組みを作るのが先。その後情報のグルーピングを行って、枠組みの根拠として枠組みを補強するイメージです。絶対に間違わないようにしましょう。

ミッション・ビジョンを部下の立場で伝える

最後に、午前中に作成したご自身のミッション・ビジョンを、ロジカルシンキングの手法を使ってご自身の部下に伝える演習をやっていただきました。ここが非常に難しかったようです。

具体的に部下の方がどのような価値観を持っているのかを把握しておくことが必要ですし、部下の目線に立った枠組みを作るのが非常に難しいようでした。今回の研修では時間の都合でできませんでしたが、あと30分ぐらいなんとか工面して、ここに重点を置いても良いかもしれません。

研修のアンケート

最後に研修のアンケートをいただきました。びっしりとアツい感想を書いていただき、ただただ胸が熱くなるばかりでした。

参加者6名中5名から最高評価。1名の方はロジカルシンキングのことはご存知だったようで、まぁまぁ満足したというご評価でしたが、概ね満足行く時間を過ごしていただけて私自身大変満足です。

ロジカルシンキング研修も幅を広げて様々な展開を考えていこうと思いますので、期待していてくださいね。

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