どういう死に方をしたいか?から考える

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私は今年2019年で42歳なのですが、親戚以外の葬儀にもう5回近く参列しています。社会人になって十数年で会社の同僚の不幸に5回近くも立ち会っていると、それぞれのお葬式の違いなども見えてきます。そして、「自分のときはどうなるんだろう」と考えるようになってきました。

いなくなっても思い出してもらえる生き方

2016年に53歳の若さで亡くなったラグビー日本代表監督の平尾誠二さんという方をご存知でしょうか?スクールウォーズというドラマのモデルとなった京都の伏見工業高校出身のスター選手で、高校3年製のときに初の全国制覇、同志社大学では大学3連覇、神戸製鋼に進んでからは全日本選手権7連覇という偉業を達成し、ミスターラグビーと呼ばれた方です。

この平尾誠二さんと晩年懇意にされていたのが、iPS細胞でノーベル医学賞を受賞した京都大学の山中伸弥教授です。山中教授は大学で医学を志しながらラグビーにも熱中していたとのこと。

そんな二人が運命に手繰り寄せられるように対談をしたのが2010年。不思議と馬が合ったお二人は、それから何度も食事をしたり、対談をしたり、一緒にラグビーやゴルフをする仲になったそうです。

その山中先生が著した、平尾誠二さんが亡くなるまでの戦いを描いた「友情」という書籍を読んで、平尾誠二という漢の大きさ、素晴らしさ、優しさに触れると同時に、「いなくなっても思い出してもらえる人ってこういう人なんだろうな」という気持ちが沸き起こってきました。

いなくなっても思い出してもらえるような存在ってどんな存在なんでしょうか?

大きな成果よりも身近な人に本気で

いなくなっても思い出してもらえる存在。そんな存在になりたいとは思いますが、どういう人がそんな存在なのか、よくわかりません。

ビジネスで大きな成果を出した人、スポーツで時の人となった人、沢山の人がいますが、最後亡くなってからはやはりほとんどの人が忘れられてしまう。もちろん、忘れることは人間に備わった「苦労を乗り越えることのできる能力」の一つですから、忘れること自体が悪いとは思いません。

でも、山中先生のこの「友情」を読むにつけ、「常に平尾くんがそばにいるような気がする」「平尾くんだったらどう考えるだろう」と、多大な影響を与えているのがわかるのです。

皆さんの周りにもいませんか?自分に影響を与えてくれた人。あの人だったらどう考えるだろう?この苦しいときにあの人がいれば、こうやって乗り越えるんじゃないか、とか。

そういう存在になるには、身近な人にいかに本気で接しているかじゃないかと思うのです。ビジネスやスポーツでの高い成果もいいでしょう。でも、仕事でもプライベートでも、身近な人に、正直に、まっすぐに、本気で向かい合っているか。自分の熱い想いと本音を語っているか。

この積み重ねが存在感を産み、人が自然と周りに集まってくる様になり、結果として記憶に残る人になるのではないかと。あくまで仮説ですが。

今から、始めてみようと思います。

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