がっちり儲けてる中小企業見学に行ってきた!

投稿者: | 2018年9月24日

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中小企業という言葉に対して、日本人は「家族数人で経営を営んでて、今にも傾きそうな企業」というイメージをお持ちでしょう。しかし、あえて規模を追わず高い売上と利益を叩き出している超優良な中小企業も存在するのです。つい先日、その一つ、株式会社TOKにお邪魔してたのですが、正直ド肝を抜かれました・・・。

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ITベンチャーのような雰囲気

株式会社TOK様は、製造物には欠かせないベアリング(軸受)の製造を主に行っている中小製造業です。

そして・・・

  • 従業員数700名超
  • 国内拠点4箇所(東名阪と山梨工場)
  • 海外拠点5箇所(アメリカ、ドイツ、香港、中国深セン、上海)

と、中小企業と言うにはちょっと規模でかいんじゃないの?というレベルの企業さんです。

板橋本社に訪問してまず通されたのが、社員の皆さんが仕事をしている執務エリア。当然セキュリティカードを持った人でないと入れません。

そして、セキュリティの関係で撮影はできませんでしたが、

  • 全席フリーアドレス
  • 各机には大型モニター
  • 静かに流れるジャズ音楽
  • いつでもコーヒーを楽しめる休憩スペース
  • 雑談&軽い打ち合わせができる高さ調整可能なテーブルスペース

と、社長がこだわり抜いた超カッコいい執務エリアでした。こりゃぁ会社に行きたくなるわ。

自然と対話が生み出されるオフィスレイアウト

ただカッコいいだけではありません。かっこいいデザインには、仕事を生産的に進めるための工夫が随所に施されてあります。

たとえば、話しかけやすいように机の角をとって丸くしてあったり、島の近くに打ち合わせスペースを配置したり、背の高いソファーで周りの音を遮断して打ち合わせできるようにしたり・・・。

カッコよさには必ず「従業員の働きやすさ」を追求した根拠がありました。

私がMicrosoftに常駐していたときに見たのと同じような思想で設計がされており、業界関係なく先進的に働き方を変えていこうという企業はこのようなオフィスレイアウトになるのだなぁと大変勉強になりました。

社員の憩いの場、社食と卓球台

次に通していただいたのが、会議室も併設されている社員食堂です。

オフィス移転前は社員食堂がなく、みなさん仕出し弁当を自席で食べていたそうなのですが、社食ができてからとても評判がいいとのこと。まずみんな一箇所に集まるので非公式な対話が多数生まれます。プライベートな会話も含め、対話が増えることによって従業員同士の仲が良くなります。

社食の横には卓球台が配置されていて、食事が終わった数名が卓球を楽しんでいました。体を動かすとリフレッシュ効果が上がります。昼食と軽い運動でリフレッシュして、午後からの仕事もフル稼働で頑張れる、ということです。

そしてなによりも温かくて美味しい出来たての料理を食べられること。これが一番大きいとのこと。食はすべての源ですものね。訪問させていただいた私達もいただきましたが、大変美味しくまたリーズナブルで社員思いの社食でした。

社長が一番楽しんでいる制度設計

オフィスレイアウトだけではありません。TOK様は、現在国が進めている働き方改革にも積極的に取り組んでいます。

首相官邸および厚労省のHPには、働き方改革の目指すものとして以下のように掲げてあります。

我が国は、「少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少」「育児や介護との両立など、働く方のニーズの多様化」などの状況に直面しています。こうした中、投資やイノベーションによる生産性向上とともに、就業機会の拡大や意欲・能力を存分に発揮できる環境を作ることが重要な課題になっています。

「働き方改革」は、この課題の解決のため、働く方の置かれた個々の事情に応じ、多様な働き方を選択できる社会を実現し、働く方一人ひとりがより良い将来の展望を持てるようにすることを目指しています。

本ブログでも働き方改革については何回か取り上げていますが(詳しくは以下ご覧ください)、具体的に実行まで落とすには、経営トップの何が何でもやるのだという意志が必要です。

国からのお達しとなると何やら必死で取り組まなければいけない感がありますが、この会社の社長のスゴイところは、なんでも楽しんでやっちゃおうぜって感覚で進めているところですね。

「やりたいようにやってますよ」とさらっと笑顔で話せる社長、かっこいいぜ・・・。

時差Bizで残業激減

さて、具体的な取り組みとしては、とりあえずやってみようということで時差Bizに取り組んでみたそうです。通常の始業時間8時半を、7時半、9時半、10時半の中から選択可とし事前申請制とする朝方勤務を含む時差出勤に取り組んだとのこと。また、7時半始業を選択した社員は、残業禁止とし16時半終業としてバランスをとったところ、なんと、

残業時間が半減した

そうです(マジです)。コレには社長も驚いたとのこと。また、実施後のアンケートで、「仕事の能率が上がった」「私生活が充実した」「気分的にゆとりを持てた」という意見を得られたそうです。

しかも、この取組でTOK様、東京都から「平成29年度時差Biz推進賞」として表彰されてます。詳しくは以下のWebに載っているのでぜひご覧ください(ちなみに他の企業はいわゆる一部上場の大低企業ばかりです)。

託児所設置で従業員満足度上がりまくり

そしてコレはまだ実現していないそうなのですが、近々、3階の利用していないフロアを改装して託児所にする予定とのこと。私が「働く女性にとってとてもいい取り組みですね」とお話したところ、「そうですね、でも男性社員にも託児所使ってほしいんですよ」と来ました。さすが社長。男性も育児参加しないとやっていけない時代になっているってことがよくわかってらっしゃる!

私はこの会社に働き方改革のご提案にお伺いしたのですが、逆に多くのことを勉強させていただきました。素晴らしい取り組み、まさに会社は人、人が会社を作る。

機会さえいただけるなら、再度ご訪問し、後輩の中小企業診断士の育成にもご協力をいただきたいなぁと思ってしまいました。

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